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| ■2004.4.6 狭いところに住んでいると、家具や場所をとる暮らしの道具は、できるだけひとつで二役も三役もこなせるものを求めてしまう。そういうせせこましい目で探していると、使い勝手が悪かったりなんだりで、失敗の買い物も少なくない。二兎追う者は一兎も得ず、である。いや、なんだか、たとえがちょっと違うが。 ずいぶん前に、家事について二人の主婦と話していたら、「全く同感だ」と言われた。 三人に共通する「ひとつで二役以上の機能を求めるもの」の筆頭は、「キッチンのゴミ箱」だった。容量があって、匂いもカットして、邪魔にならずに、踏み台になること。そういう高い目標をもって、キッチンのゴミ箱を探しているので、なかなか見つからないのと、ひとりが嘆いていた。そして、彼女はつけくわえた。 「でも私、あらきめないわよ。そのへんのチャチなゴミ箱で妥協しないわよ」 ゴミ箱は、本当にキッチンに絶対必要なものなのに、その置き場所をあらかじめ設計された家やマンションは少ない。わがやのような狭い集合住宅では、悩みの種でもある。いきおい、ゴミ箱にもなって、踏み台にもなるような二重機能を求めてしまうことになる。 三年前、私はついに、近所の雑貨屋で理想のゴミ箱を見つけた。30リットルのスチール缶で、蓋をすると椅子になる。私は、椅子ではなく踏み台にして、上の収納棚にしまった食料を取り出すのに毎日使っている。4歳の娘の、料理を手伝うときの踏み台にもちょうどいい。 そういう、一台複数役を求める目で買い求めて、最近稀に見るヒットだったのが、ゴミ箱以外にもうひとつある。
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