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『もの食う人々』でつながるふたり


誰かと暮らすのは無理かなと思っていたふたりの、出会いと結婚。

連載 『東京の台所2』(朝日新聞デジタル&w) 仲間に誘われて参加した「羊料理を食べる会」に、妙に話の合う男性がいた。 学生時代からバックパッカーの旅が好きで、現在は商社勤務。いっぽう彼女は、ブラジル留学の経験があり、当時、海外での農業調査など食にまつわる仕事に就いていた。 「彼から『もの食う人びと』に影響を受けたと聞き、私も愛読書だったので驚きました。そこに禁漁のジュゴンがおいしいという話があり、食べてみたいよねとか、食べ物の話で盛り上がったのです」 作家の辺見庸が世界を旅しながら、食を手がかりに飽食と飢餓、貧困、紛争など各国の現実を描いた代表作である。 文 大平一枝 写真 本城直季

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