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『サバイバルファミリー』

「今、電気が止まったら、家族4人で食料どれくらいもつかな。ちょっと書き出してみて」。 夫はもう忘れているらしいが、ある日突然そう聞かれた。 矢口(史靖)さんがそういう映画を作ろうとしているとのことだった。 ペットボトルが2本しかなくて、おのれの備蓄の適当さに呆れた。 3年後、映画「サバイバルファミリー」が完成した。 出版の世界と違って、映画は途方もない時間と手間とお金が掛かる。 ベストセラーの原作も、バイオレンスも、ど派手な爆発やCG、セックスや地球外生物もない。 ごく普通の家族が、ある日大停電に巻き込まれる物語。 ぐいぐい引き込まれて、最後はしっかり泣いていた。 そういう映画です。どうぞ映画館に足をお運び下さい。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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