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くだをまく

  • 執筆者の写真: kazue oodaira
    kazue oodaira
  • 2013年9月9日
  • 読了時間: 1分

 ちょびっと仕事をしたあと、建築家をしながら野菜を育てている友だちの家で収穫祭という名の飲み会。採りたての野菜祭りは大食いしても、胃にもたれないのがスバラシイ。  シャイで控えめな日本人感を変えるプレゼンには素直に感動したが、巨額予算を聞いて一気にげんなりきたオリンピック。そんな金があるなら、福島や東北に回せと単純に思ってしまう。東京の道路や埋め立て地を、もうこれ以上ほじくりかえさなくてもいい。選手村建てるより、がれきを撤去して、29万人という避難民の生活環境を改善する金に使って欲しい。仮設住宅でなくとも、元の生活と同じ日々を過ごせるようにするための金。東京で使う電気のおおもとが福島であんなことになっているのに、祭りって・・・。  祭典と復興と。仮に前者が最終的に復興に繋がったとしても、遠回り過ぎやしないか。そんなことをぐだぐだ考えながら飲んだら、やけに酔いが早く回った。

 
 

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

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