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ビバ!句会

  • 執筆者の写真: kazue oodaira
    kazue oodaira
  • 2015年5月23日
  • 読了時間: 1分

初めて俳句を作り、句会というものに参加。5句のうち1句特選、3句並選をいただいた。 「初心者にいい思いをさせるキャンペーンでしょうか?」と聞き返してしまうほど有頂天になったのはいうまでもない。 もう自分は天才かもしれんと、意気揚々と帰宅し、興味ゼロ顔の家族の前でしつこく選ばれた句を朗々と詠み上げた。 たった17文字の文学。耳を澄まし、心を透明にし、日常の一瞬の気持ちの揺らめきや、季節のうつろいを言葉に紡ぐ。こんなおもしろい世界があったとは。なぜ今まで自分は気がつかなかったんだろう。ちょっともう、おもしろくてしょうがない。 これ、初めてパチンコに連れて行かれ、いきなり連チャンしてどっぷりハマってしまったときの気持ちに似ている。 いいな俳句は。お金もかからず、ハマればハマルほど自分の芯のところが潤うから。 生まれて初めて作った一句。(お題「住む」) 古簾(ふるすだれ)住みし年月 風に揺れ ちなみに俳句にあまりルビは振らない方がいいそうです。野暮らしい。

 
 

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