京都、嫁業務
夫の実家の京都に帰省中です、とメールしたら「嫁業務、おつかれさまです」と編集者から返信が。そんな彼女は新婚さん。おお、ご同胞と年末年始の互いの修行をねぎらいたくなった。 とはいえ、そんな嫁いるかというほど、家事は一切せず、毎日寺社見物、買い物三昧。 下賀茂神社、竜安寺、仁和寺と行ったが、観光客がほとんどいない仁和寺に心打たれた。修学旅行以来何度か行っているのになぜ今。逆に以前、竜安寺の庭を見て泣きそうになったことがあるが、この日はどうってことがなかった。 寺社仏閣は、そのときの自分の生体のリズムやライフサイクルで感じ方が変わるのだろう。とにかく仁和寺がすばらしく美しく、しみじみとよかった。 最終日、六曜社にいって、絶妙な焼き具合のトーストと抜群に旨い珈琲を飲んだ。思いきり相席スタイルで、私たち夫婦は、4〜50代の男性1人のテーブルへ。大阪から祇園遊びに来た絵描きさんで、徹夜の帰りだという。 話が止まらず、最後は芸者さんからもらったという滋賀の名物「サラダパン」をいただく。クリームの中にタクアンが入った甘塩っぱい未知の味。おいしいのだが、激しく「ここで食べて」と勧められ、トーストの後のたくわんのパンが喉に詰まった。六曜社のコーヒーは、私のコーヒーランキング、2015年のベスト1。 (写真) 今しか食べられない 茶房いせはん(出町柳)の「丹波栗あんみつ」 六曜社1階。スーパー相席システム。でも客同士が仲良くなってしまうのでこれはこれでいいんだな。
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