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仕事の説明

「ちょっと唐揚げ定食を食べなければいけない仕事があるのでそれがすんでから行きます」とメールをした。 仕事の説明としておかしいだろうと、我ながら笑えた。 久しぶりに、ちはるさんのチャムアパートメントで旨い唐揚げを食べる。13年も切り盛りしているなんて、なにげに脱帽の実業家である。細腕繁盛記だね、といおうとしたが昭和すぎるのでやめた。 新宿とか東京駅で急に食事や呑みとなったときに「じゃあここはどうでしょう」とさらっと瞬時に何店かピックアップできる人はわりに優れた編集者だと思う。だいたい誰もが困るエリアだから。都築響一さんがエッセイに、「では」といきなり食べログなどで調べる編集者はあまり信用しないと書いていた。ふむふむ。 なんだかいろいろありすぎたが、もう過去も振り返っている時間もないので前を歩いて行くとする。 まずは7月に新刊が出ます。全力投球中です。

(写真)チャムのアプローチ。元倉庫だなんて今となってはまったく信じられない。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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