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企画展は生き物

  • 執筆者の写真: kazue oodaira
    kazue oodaira
  • 2015年8月21日
  • 読了時間: 1分

お盆過ぎに娘と松本美術館へ。 草間彌生の常設展示が充実。市内も水玉バスがじゃんじゃん走っていて、弥生さん風味。

『草間彌生が生まれた理由』、丁寧に取材された良い本だった。 ミュージアムショップに『信州おばあちゃんのおいしいお茶うけ: 漬け物から干し菓子まで、信州全土の保存食110品』が並んでいて仰天。全く層ぞしていないふいの対面で大変嬉しかった。 ちょうど「篠山紀信展 写真力」もやっていた。これ3年前、東京でやっていたときに「ああ見ておきたい」とおもっていたやつだ。 もちろん迫力と網羅性があって集大成的な良い展示だったのだけど、心の中の波が静かだった。きっと「見たい」と思ったときの熱と今の熱量が違うからだろう。価値は変わらないはずなのに、アートの企画展というのは、どこか生き物みたいなところがある。

 
 

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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