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初ストーブ、初ワックス

  • 執筆者の写真: kazue oodaira
    kazue oodaira
  • 2018年11月27日
  • 読了時間: 1分

25分くらい歩いたところに古びた赤ちょうちんの店があり、えいやっと初めて入った。 日本酒を頼むと店主はひょいとストーブの鍋にとっくりをいれお燗をつけた。 あかあかと燃えるストーブととっくりをみるだけで 美味しそうに見えるのはこれ、なぜだろう。 ハワイに別荘を持っている人が、ひと夏ハワイで過ごし、帰国するとスーパーに並ぶ食材や 飲食店のメニューがガラリと変わっていて、本当に嬉しくなると取材で言っていたのをおもいだす。 ついこの間かき氷を食べていたような気がするが、今はストーブで熱燗を。 常夏も羨ましいけれど、四季があるとはなんと贅沢で豊かなことか。

(写真) 小心者でケチ野郎の私は、生まれて初めてハウスクリーニングでワックスがけを頼んだ。 地獄のように汚かった床が2時間で、ぴっかぴかのつるつるに。 ああ、もっと早く頼んでいればよかったと悔いた。もうプロのワックスがげを知らない自分に戻れないかもしれない……。

 
 

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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