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名古屋膝栗毛

タイも香港も、熱海も箱根もうかうかしているうちに手頃な宿はすべて満室になっていて、クリスマス過ぎに探してやっと見つけた名古屋で年越し。 大須観音、あつた蓬莱軒のひつまぶし(行列がはんぱない)、コメダ珈琲、独身時代に住んでいたアパートをめぐったのち巨大な小牧の愛すべき健康ランド(エステや床屋が10軒くらい入っている)に1泊。 ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋(夫がロケのとき役者さんを泊めるというホテル。自分を含めスタッフは3500円のビジネスホテルオンリー)に1泊。 「ベッドが昨日と今日で天国みたいに違うね」と娘。 そらそーだ。隣でおばさんがいびきをかいている健康ランドのリクライニングチェアと、ホテルのそれでは月とすっぽん。 そんなてんやわんやの大晦日であった。来年こそていねいに生きてみたいものだ。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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