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執筆の現場から

  • 執筆者の写真: kazue oodaira
    kazue oodaira
  • 2024年4月3日
  • 読了時間: 1分

 10年を経る頃、もしかしたらこれはある種の生活史なのかもしれないと考えるようになった。食に関心がない人も、料理が苦手な人もまるっと包括したひどく現実的な生活史。

 であるならば、虚飾はいらない。いかに素敵かではなく、一人ひとりの痛みや喜び、おかしみを書き込む。そのためにただただ、毎回新しい気持ちで少しでも懐の深いところに近づく努力が必要だ。

 こう書けばまとまるというような予定調和の、ただの“素敵な人”として書くのでは生活史にならない。

(朝日新聞デジタルマガジン「&w」)



『あさイチ』〜わたしの台所物語 3〜(NHK 4月3日)出演した。

早いものでシリーズ第3弾。見えるもの、見えないもの。

台所は自己肯定のばであるとともに

何かを受け継ぎ育んでいく場所なのだと改めて実感した。


地震のため、番組は途中で終わりましたが、ご覧頂いただいた方ありがとうございました。


台湾東部で発生した地震で被災された方々の悲しみと、不安なお気持ちはいかばかりか。心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。被害の拡大が最小限に留まりますよう心を寄せて見守りたいと思います。

 
 

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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