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新刊『注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に』試し読み



他者と向き合うとき、本当は私の話など興味ないんじゃないかと、疑いたくなる悪い癖がある。


⁡相手の相槌が多いほどそうだ。自分を見ているようで、せつなくもなる。


⁡私は、取材現場で無駄に相槌が多い。限られた時間内に、気持ちよくたくさん話してもらいたい。前のめりな気持ちが過剰な相槌を生み、たたみかけるようにして相手の言葉を先取りし、急ぐ。



そう、本当にいつも急いている。早口になり、自分の言葉やリアクションに重みがないのが、昔からコンプレックスだった。   


 (『注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に』書き出し)


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想いを込めて綴った序章、先行公開中です。





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