旅立ちの朝
朝10時の便でイギリスに発つ息子を送りに羽田へ。武蔵境からサッカー部の同期が3名レンタカーを借りて見送りに来てくれた。台風でなければ自転車で来ようとしたという。 本当はもうひとりいて、その子の家にみんなで泊まり込みで今日の見送りに備えたのに、息子の便の出発時刻が台風のために2時間延び、彼はバイトで来れなくなったそうな。 ガールフレンドも、インターンの時間をやりくりしてかけつけてくれた。なんだかなにもかもが青春だなあと、おばさんはただただ目頭が熱くなるばかりであった。 別れ際はもっと寂しさがこみあげるかと思っていたが、それより痛感したのは、ああ自分の母も私が長野から愛知に進学したとき、こういう気持だったんだろうなあということだ。どれほど寂しく心配だったことだろう。親の愛情というのはこうやって受け継がれていくんだな。ありがたいと気づいたときにギリギリ親が元気でいてくれることに感謝せねば。 息子が発った後、見送りの子の一人が言った。「あいつがいなくても、また肉の会してください」。別の子がさらに言う。「試合にも見に来てください」。 あったりまえじゃーん、と返した。今日という日を私はずっと忘れないだろうと思った。 (写真) 先日の公式試合で、息子のユニフォームがベンチに掲げられていたと、後輩のお母さんから写メが届いた。そこに息子がいるようで、胸がいっぱいになった。 見送りに来てくれた子の田舎の親御さんが、全く連絡してこない息子の動向を、私のブログで知って楽しみにしているそうなので大きく載せてみる。
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