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昭和という時代


 昭和の映画ばかり見ているので、いったいどういう時代だったのか、いろんな角度から考えたくなる。鈴木治雄さんの対談集は、するめみたいに味わい深い。対談集では珍しく何度も読み返したくなる。鈴木さんは、昭和電工の社長で、財界の最後の知性派といわれた人だ。・・・って「最後の」は私が勝手につけたのだけれども。これだけ本や映画を見まくり、美術館にいきたした財界人を私は資生堂の福原さん以外に知らない。白洲正子さんとも、骨董論をかわしている。 カネカネカネじゃない社長ってかっこいいな。こういう人はもういないな。(雑なまとめだ)

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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