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本の読み方


『読む人間』(大江健三郎著)に、本当に良いと思ったところ、感心したところ、興味深い所に赤鉛筆で線を。気になる、よくわからないところに青で線を引きながら読むと、と書いてある。そして出来れば覚えておきたいと思うような言葉、文章には「強く」線を引くと良いと。 博覧強記の巨星が、知の素をそのような実にアナログな方法で吸収しているということに純粋に驚かされた。強く線を引こう、という書き方も直截的で胸を打たれる。 映画も本も、どちらかというと古いものが好きだが、そういう味わいかたをしたら、これまでとは違った自分の血肉になりそうだ。 この一風変わった読書講義、大変に読み応えのあるおもしろい本で、とくに文庫版は申し訳なく思ってしまうほどお買い得です。

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