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本の買い物。失敗と成功

正月は、スマホから離れて、本を読もうと年末に、買いだめした。 向田邦子が猛烈に読みたくなって、『阿修羅のごとく』を買ったら、小説版は別の書き手のノベライズだった。 むううと、唇を噛む。 ネットでなく、本屋で買っていたら、かような買い間違いはしなかったのだろう。そもそも本作はシナリオで、本人の書いた小説版はないとあとで知る。 むちゃくちゃおもしろかったと知人から勧められた『早稲田文学 女性号』は、重版がかかったことでも話題に。 小説、エッセイ、論考など82作品が収録されていて、お得感が半端ないのだが なかでも 吉原幸子、茨木のり子、石垣りん、最果タヒの詩のカテゴリがいい。 好きな詩人が網羅されているからそう思うのか。でも豪華で、やっぱりお得。 今年は仕事以外で、本をたくさん読もうと、小学生のような目標を立てた。 あとは寝る前のストレッチと減塩生活。 この目標の、ありふれ具合よ。

阿修羅のごとく (文春文庫)
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