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本を読む姿勢

『彼女に関する十二章』(中島京子)と『それを愛とまちがえるなら』(井上荒野)を続けさまに読んだら、湯あたりのように小説がおなかいっぱいになった。きのう奥田英朗さんを風呂場で2冊読んだせいもある。 のぼせて倒れそうになりながら読むのもいい加減やめにしないと。全裸で救急車は救急隊員に申し訳無さ過ぎる。 どんな作品も作家は血肉を削って書いている。読む側が全裸は失礼きわまりない。ましてアマゾンユーズドで1円などで買うのはもっといけない。あれを見ると涙が出そうになる。本や映画や絵に赤札を付けるようなことはしてはいけない。どうしても手に入らない昔の本を古本屋で買うことはあるが、新刊は絶対買わないようにしている。自分の本ががそれをされたら死ぬほど悲しいからだ。

(写真)クラフト&ロマンス(吉祥寺)。今年もクラフトビールの季節到来。少しずついろいろ飲めるテイスティングセットを、テイスティングの域を超えて何杯もリピート。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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