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東京オリンピックと開高健

  • 執筆者の写真: kazue oodaira
    kazue oodaira
  • 2019年7月1日
  • 読了時間: 1分

28歳で壽屋(現サントリー)宣伝部の社員だった開高健は芥川賞を受賞。 しかし、鬱症も伴い、小説がまったく書けなくなったときに、これならと引き受けたのが 「週刊朝日」オリンピック前年の東京のルポ。 本書はそれをまとめたものだ。 どこをみても働きすぎるほど働く日本人に 開高はだんだん辟易としてきて、 悪態をつく。それがまた気持ちいい。 彼は 身を粉にして働くことを尊ぶ風潮に、ノーを言い 「どれだけのんびり怠けられるかということで一国の文化の文明の高低が知れる」と断言。 日本は、ハッキリとその点については“ 後進国”だと書いている。 昭和と令和。 どれだけ変わっているだろうか? ブックレビュー、書きました。 「本がすき。」(光文社)

 
 

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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