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深夜じこみ


長野取材で、「らっきょう酢」を使えばどんなずぼらな人間でも、簡単にらっきょうを漬けられるとわかったので挑戦。 しかし、泥付きらっきょうの薄皮を剥くのはちょっとだけ面倒であった。 23時まで原稿を書いていて、深夜0時過ぎから、やおららっきょうを作り始めた私に、「お、おまえなにやっとんねん」とたじろぐ夫。「らっきょうですけどなにか」「ら、らっきょうて。今やらなあかんもんなん?」「早く皮を剥かないと腐ってしまいますので」。 味噌の仕込みもそうだが、漬け物関係は深夜に限る。無心になって手を動かしていると、癒される気がするのだ。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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