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熟年サザエの記

  • 執筆者の写真: kazue oodaira
    kazue oodaira
  • 2019年10月10日
  • 読了時間: 2分

この仕事をしていて一番キライな作業が請求書書きだ。経費精算も苦手。計算を間違える。はんこの押し方や日付を間違える。とにかく一度のプリントアウトで済んだ試しがない。 これにかぎらず、今週はなんだかんだ、小さなサザエ事件が止まらなかった。落ち着け、自分。 ◾長めのカタカナのクライアント。請求書の宛名を2〜3文字間違えて3回郵送し直した。最後は、「うちの社名がややこしくて本当にすみません。大変申し訳ありませんが再送願います」と、何も悪くない社長代理の方に謝らせてしまった。 ◾取材で2年間使っているカメラの三脚の脚ロックの正しい方向を今日初めて知った。 ◾連載「そこに定食屋があるかぎり。」(ケイクス)のロケハンで訪ねた定食屋が、同じ名前で区違いだった。「もとはどこぞの日本料理屋で修行した人に違いないというくらい和食が美味しい」と、食通の友達は言っていたのに、私が入った店は、どこからどうみても店主が中国の方。メニューも7割が中華だった。同行の編集者に平謝り。(食通友人の機転で、帰りに別の良い店発見。逆転ホームラン) ◾1週間前、知り合いに連れて行ってもらったビルの4階のバーへひとりで。1週間でずいぶん内装が変わるなあ、店主も代わったのかー、あれメニューもだと、座ってしばらくしてから気づいたら、3階のハーブティー専門店だった。深夜0時。全く気の進まない「よく眠れるハーブティ」をいただきました。

 
 

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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