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紀信の芸新


「絶対観に来てね」と言われた中1娘の体育祭。徒競争も4位という微妙な順位の上、始まって45分でほかの出番が終わり、あとはもうやることもなく手持ちぶさたなので、学校を出た。わらわら集まる保護者とは反対方向に駅に進む。9時45分にはドトールで、篠山紀信の『芸術新潮』を読んでいた。まさかこんなにはやく今日1日の予定が終わるとは。中学なんてそんなもんだ。 それにしてもこの芸新、読みどころ満載すぎる。おくればせながら、なぜ紀信さんが宮沢りえを「サンタフェ」で撮ったのか初めて知った。スティーグリッツとオキーフに憧れていたんだなあ、紀信さんは。全然知らなんだ。文章もめちゃくちゃうまい。写真家って、感覚や情景を言語化する能力に人一倍長けている人が多い気がするがなぜだろう。カメラという装置でつねになにかを翻訳しようとしているからなのかな。

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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