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落語的宇宙


先日は、春風亭一之輔さんの落語を聴きに六本木へ。 落語がなにもわからない人でも、ひとたび聴いたら、ぐぐぐい〜っと一之輔さんの宇宙にあっというまにもっていかれてしまう。 艶のある声。はぎれのいい言葉。高座にいながら、どこか熱狂からちょっとひいたところに身をおいて、自分を俯瞰しているような独特の距離感。 で、けっきょく、落語っていいなあ〜というあたりまえのことをしみじみ思って、ほんのり幸せな気持ちになるのだ。 座布団と扇子だけで、こんなに人を幸福に楽しくさせるってどういうことだ。 (写真) 打ち上げで、お誕生を祝ってもらう一之輔さん。

一之輔さんの宝物は……。『あの人の宝物: 人生の起点となった大切なもの。16の物語』(誠文堂新光社)

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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