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血液をチェック

断食合宿の体験取材のため、血液検査に鶴見クリニックへ。砂糖をとりすぎていると、シュガークリスタルと呼ばれる粒が赤血球に付着して見えるそう。本に使うため、できるだけ悪い血がいいので、直前に、マロンなんちゃらというドトールのドリンクにガムシロをどばどば入れて、検査に望んだ。 ところがなんと、めっちゃサラサラのきれいな血だった。 先生が「おかしいな、あんた、こんな見栄えなのに」とぶつぶつつぶやいているので、つい「せ、先生、見栄えってどーゆーことですかっ。私が血がきれいでもいいじゃないですかっ」とくってかかってしまった。きれいすぎて、断食ビフォアアフター写真に使えないので、もっと悪い食生活をしている人を再検査することになった。鼻高々で、「ごめんねー、血がきれいで」と編集者に報告した。でぶでも血が綺麗な人はいるらしい。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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