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見えるもの、見えないもの

レコードプレイヤーを買ったこともあり 先日、映画『ブルージャイアント』を観た。 ジンリッキー(や全てのカクテル)が最高においしいという理由で通っているジャズバーで、隣り合ったお客さんに激しく勧められたからだ。 ジャズに明るくなくても アニメが苦手でも大丈夫。 絶対感動するから、と。 まんまと号泣。 アニメにしかできない大胆な演出。 たしかに「絶対」という言葉を使いたくなる作品だった。 後日、 最初に買うべきレコードベスト3を教えてと、くだんのバーのマスターに言ったら。 うんうんと悩んだ挙句、1枚のレコードを不意に差し出された。 「僕も初めてレコードプレイヤーを買った時、バイト先の店長にこんなふうにされてとっても嬉しかったので」。  オーディションで決まったという前述の映画の主役のサックス奏者は、ずっとこの店に出演していたという。「苦労されてきた方だから、本当によかったです」

https://youtu.be/KaB7tTJ2T5o

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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