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読んだらやばい


中村好文さんの新刊『小屋から家へ』(TOTO 出版)は、忙しくて首が回らないときなどに絶対読んではいけない本。間違いなく仕事を投げ出して、海の見える小屋とか雑木林に佇む小屋に逃げ込みたくなる。 小屋という響きがまずいけない。コロボックルとかソローとか冒険とか森とか木の上とか、遊びしか思い浮かばない。 そんな本を喫茶店で読み終え、ますます仕事部屋に帰る気が失せ、無駄にもう1杯紅茶をおかわりしてしまった。海とか森でなくていいから、都会の公園の緑がちょびっとでも見えるような所に、小屋が欲しい。窓から木が1本見えるだけでもいい。あ〜欲しい。あ〜読まなきゃ良かった。

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