top of page

輩たちの夜

  • 執筆者の写真: kazue oodaira
    kazue oodaira
  • 2014年11月13日
  • 読了時間: 1分

先日、長男のサッカー部同期を招いて、とにかく腹一杯食べさせる会を催した。米1升は土鍋では無理なので羽釜で炊いた。鶏肉2キロ。豚挽肉2キロ。豚肉2キロ。サラダもレタス2玉を使って相撲部屋みたいな量を作った。 メニュー:ラザニア・チキンとレタスとザーサイのサラダ・タコライス・豚肉の甘辛揚げ・鶏肉とじゃがいものローズマリー蒸し・生春巻き。 全員雑魚寝で、翌朝味噌汁を作ったら、山梨出身の子が、「わぁ〜味噌汁久しぶりだなー」と小さくつぶやいた。そうだよな、18歳男子はひとり暮らしで味噌汁は作らないよな。いっぱい食べなーと言いながら、もうそれだけでおかんは泣きそうになった。 しかし、もっと顔も体も岡崎みたいにごつごつして、長友みたいに黒くて、どかどか食べるのかと思ったらそうでもなく、夜は仲良くトランプなどをしていて拍子抜けをした。もっとガツガツ食べて大きくなって、来年こそは一番下のリーグから這い上がってくれたまえよと思った。

 
 

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版)発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 

2024 『注文に時間がかかるカフェ』(ポプラ社) 

00:00 / 05:15
Gradient_edited_edited.jpg

© 2024  暮らしの柄 大平一枝  Kazue Oodaira , Design Izumi Saito [rhyme inc.] All rights reserved.  

bottom of page