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郊外の洗礼

越してから、島忠にばかり行っている。初めて行ったときは「なんだこの、ないものがないワンダーランドは」と大興奮。2回目に行ったときは気がついたら4時間が経っていた。 だが、最近は、物量と人の熱気と大音量のアナウンスにやられ、入店5分でぐったり疲れてしまう。島忠の洗礼を、受けて立つ気力が明らかに減退している。年のせいかと思ったら、娘もぐったり遠い目をしている。精気を吸い取る消費のワンダーランド、おそるべし。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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