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酷暑の京都帰省

  • 執筆者の写真: kazue oodaira
    kazue oodaira
  • 2012年8月18日
  • 読了時間: 1分

 京都に帰省。肌に突き刺すような暑さで、到着早々へこたれた。だが、実家につくなり荷物をほっぽり出して、近所の梅花堂(東山区)の黒蜜のかき氷を食べて復活。小さな店なのに、雑誌の表紙になったとかで行列だった。 3日間、義妹を連れ回して観光と買い物三昧。新幹線に乗る1時間前まで遊び回っていた。こんな嫁は私なら嫌だがあきらめてもらうしかない。 寺町通りでふらりと入ったじゃこ山椒の店しののめが秀逸だった。日持ちがしないのでデパートには出さない。売り物はじゃこ山椒1種類だけ。井戸水で煎れた冷茶をいただきながら、ご主人と雑談。「お義姉さん、どこでも取材体制ですね」と義妹に笑われる。そして、そもそもじゃこにまったっく興味がなかった私がやみつきになるほどおいしい。じゃこってこんなにおいしいものなのか!しののめ、恐るべし。京都の土産は一生これに決めた。一保堂で茶を買い、銀閣寺でお香を買い、紙を買い、懐中汁粉を買い。気がつけば典型的な観光客買いの和物ばかり。京都にしてやられたが悪い気がしない。

 
 

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

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