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重信レシピで最後の肉祭り

  • 執筆者の写真: kazue oodaira
    kazue oodaira
  • 2017年11月4日
  • 読了時間: 2分

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肉1パックを買っても、半分ずつしか使わないという地方から上京して自炊している息子の学友の話を聞き、始まった「サッカー部の輩に肉を死ぬほど食べさせる会」。 今年で4回目、つまり最後の会である。 地方のテレビ局やら途上国やら、来春からそれぞれ社会の荒波に泳ぎだす。 今日は腹いっぱい食べて、これから君たちにたちはだかるいろんな理不尽や、ままならぬことに負けないでくれたまえよと祈りを込めて、3キロの鶏肉、2キロの豚肉、1キロの牛肉などをさばいた。 メニューはサラダ2種とチーズケーキ以外全部、この人のレシピで想像以下の味になったことが一度もない最強料理家・重信初江さんの『肉めし』(主婦と生活社)から選んだ。レシピ通りに作ったら、本当に何もかもが魔法のように美味しくできて、最強ぶりを再確認。 (メニュー) よだれ鶏、牛すねのポン酢煮、よだれ鶏、いり鶏、チキン南蛮、キンパ(韓国海苔巻き)、バターチキンカレー、手羽先揚げ、チーズケーキ、ベリーティ (写真) 「4年前はこのタイミングでラザニアが出てきた、あれすごかったなー」「これから沖縄行くからタコライス食べるけど、この家で食べるタコライスのほうが美味しいから楽しみにしていた」(息子の司令で作らなかったことを後悔)「あーこの紅茶どこのやつ、うんめ〜」と口々に言う子らがかわいすぎて、この子らの将来の嫁や子どももみたいものだと、小姑みたいな心境になった。 こんなふうにちゃぶ台を囲んだ青春の残り火みたいな夜のことを、忘れないで欲しいな。 バターチキンカレーはセルフ方式。

 
 

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