韓国翻訳版
「紙さまの話: 紙とヒトをつなぐひそやかな物語(誠文堂新光社)が、韓国で翻訳された。
メールではなく、手ざわりと息遣いが伝わる紙のぬくもりついて綴った拙著。さて、韓国でどのような紙と書体が使われるのだろうと、どきどきしていたら
底本の持ち味を十分に生かした、想像以上に美しい本にしあげてくださっていた。
美術書で定評のある大きな出版社だそうだが、一言もお話はしていない。が、本書にこめた私の拙い思いを
すみずみまで汲み取ってくださっていることが、じんじんと伝わってきて、心がほころんだ。
明朝体のような美しいハングルにうっとり。 オランダの天才装丁家、イルマ・ボームについて、守先正さんが語っているページ。