top of page

食わず嫌いはだめ

『シン・ゴジラ』。ヒットしているものには意地を張って目を背けていたが、あまりに観た人観た人、端から感激しているので意を決した。 なんで敬遠していたかなあというくらい、すばらしい作品だった。ゴジラという放射能の落とし子を通して社会を描いている。安保や集団的自衛権の本質もしっかり描いている。まっこうからエンタテイメントという形でポリティカルなものを描こうとする作り手の姿勢が、ストレートに胸に刺さる。セリフがあまりに早口なので、もう一度観たくなる。映画館にしか似合わない、テレビ画面では到底迫力が伝わらない稀有な作品だった。

bottom of page