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1月のサザエさん。

「おかん。これは無理。食えねー」 と、夜遅く帰宅した息子が差し出した箸箱には、箸が1本・・・。 逆によく気づかず1本だけ入れたものだと自分に感心をした。 箸そのものが入っていないこともよくあるので、息子は持参前に、箸箱をカラカラと振って確かめるのだが、今朝は音がしたので安心したらしい。 「そんなの知らん。じゃ自分で作れ」というと、小遣いを貯金中のどケチな息子は黙った。いい加減、慣れろこんな母親にという話である。

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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