77歳のサッカーデビュー。
そしていつもの日常。
我が家はW杯でチャンネル争いが。チャンネルて。もう言わないか。
サッカーと言えば、長野の実家の母は、今年、軽い気持ちで孫に誘われ、松本山雅FCの観戦に行ったらば、
それまでサッカーの「サ」の字も知らなかったのに、一度で魅力に取りつかれ
超サポーターになってしまった。何が彼女のスイッチを押したのか、謎である。
観戦に行きたくてたまらず(スタジアムの近所に住んでいる)、ある日も父を誘ったら
「俺、行かね」。(野球ファン)
じゃあ一人で行くわと、単身乗り込んだらしい。
母「みんな優しくてね、声かけてくれて楽しかったんだよ。途中まで」
そりゃ、80近いおばあさんが、ひとりで来ていたら、何かと助けてくれるだろう。
しかし、途中までって・・・。なにか嫌な予感がする。
母「どうしてもトイレに行きたくなっちゃって。年寄りだからトイレが近いんな(飯田弁)。で、やっとすませて出てきたら、席がさっぱりわからなくなっちゃって」
私「方向はわかるでしょ、なんとなく」
母「それもわからんのな」
私「空いているところで応援してればよかったじゃん」
母「それが携帯もタオルも何もかも入ったバッグを、席においてきちゃったんな」
日本の国を信用しすぎです。
試合が終わり、客が全員帰ったあと、会場のスタッフの人たちにバッグを探し出してもらったらしい。なんと迷惑な。
私がスタッフだったらぜったい、仕事の後に文句を言っている。
「あのばーさんの迷子のせいで、仕事が延びた」と。
77歳の迷子はイタい。(無事見つかりました。本人はあまり懲りていない模様です)