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夏の徒然


(写真) 取材させてもらった建築家の田中ナオミ邸で、自家野菜づくしのワンダフォーな手作りランチをいただく。半田そうめんとトマトを出汁醤油で絡めてパスタ風にいただくと、さっぱり&洋風、ボリュームもあって美味。 枯れ切った夏の体に、手料理のやさしさがしみわたる。 都立美術館のポンピドゥー・センター傑作展へ。デュシャンなど年代ごとの巨匠の代表作を見る。私はやはり、巨匠祭りより、ひとりのアーティストのものをじっくりたくさんみるほうがいいなあと思いながら、ふらりと寄った地下の『開館90週年記念展 木々との対話』(撮影可)へ。これがおもいのほか心惹かれた。りんごの礼拝堂で知られる田窪恭治さんの作品も。作品のあるフロアに下りるだけで呼吸が深くなるし、心が落ち着く。日本人は理屈抜きに木が好きなんだなーと、小学生みたいな感想で恐縮ですが。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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