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新旧の肌

心から気の毒そうな顔で 私の二の腕を触った娘が言った。 「同じ二の腕タプタプでも私のは、ほらさわってみて。ほわほわして、引き締めたらなんとかなりそうな可能性がある肌だけど ママのは硬くて弾力がなくて、もうどうしようもない肌だね、かわいそうに」 死んだ肌みたいに言われて、イラっとき た。

取材先でみたおひつ。あーなんて素敵な道具であることよ


2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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