top of page

潔い2冊


都築響一さんの『圏外編集者』を読んだら、奇しくも村上春樹さんの『職業としての小説家』と同じことが書かれていて印象に残った。それは「読者を想定して書かない」ということだ。編集者と小説家ではあるが、私から見るとこのふたりは不思議と共通点が多い。ひとりでアメリカで勝負した経験があること。唯一無二の視点と世界観と文体を持っていること、などなど。 この2冊は、別々の編集者から「読んだ方がいい」とアツク薦められた。腹をくくって書くとはこういうことなのだなあと、しみじみ感じ入る。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

00:00 / 05:15
Gradient_edited_edited.jpg

© 2024  暮らしの柄 大平一枝  Kazue Oodaira , Design Izumi Saito [rhyme inc.] All rights reserved.  

bottom of page