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鬱憤を。

雪にまみれて仕事をするはずが、昼には東京に戻り、午後がぽっかり空いた。 さて何をしようか。 マッサージも行きたいし、あれも読みたいし、ぼけーっともしたい。 但し昨夜の痛飲で、お酒はもういらない。 というわけで、生活クラブから届いていた天然塩、塩麹、有機大豆で 味噌を作ることに。 味噌作り最大の醍醐味は、丸めた味噌団子の空気を抜くため 投げつけていいこと。 これがどれだけストレス発散になることか。 しかも、いつも飲んだくれているだめだめな親なのに 味噌汁を飲むたびに「これはお母さんの手作りだよ」と呪文のように唱えるので お母さん偏差値が上がる。 なによりとびきりおいしいのを1年中食べられるといういいことづくめなのである。 気づいたら深夜1時に。 この夜中の味噌作りが、無心になれていいんだなまた。

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(写真) 圧力鍋が故障。豆を煮るのとつぶすのに一番時間がかかった。 これで4キロ。今年は8キロ作った。 どんだけアピールしたいのさとめんどくさがる息子に、無理やりシャッターを押させる深夜の母。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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