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言の葉


この季節だけ買う『オール讀物』。「サラバ!」は書き出しが良いなあ。全編掲載でないのでこれはどうかわからないが、好きな小説は書き出しを覚えている。昔いた編プロでも書き出しに注意を払え、気を抜くなとさんざん言われた。まだまだ何もできていないなあ私は。 今、なにかあったりつまったりしたとき、まじないのように読み返すのは、『茨木のり子集 言の葉』。かなわんなあ、と思いながら本を閉じるのもいつものこと。やけに最近詩集が心にしみる。短い言葉の圧倒的な迫力にうちのめされることもある。年をとったということか。 テレビの『しくじり先生』で、あるミュージシャンが 「CD購入者の4割が中高生。この人たちに響く言葉を使えばヒット曲は簡単に出来る。この世代は人生経験が少ないから、薄っぺらな言葉も信じられるが年を重ねると本当にそうかな。人生ってそんなに簡単じゃないとわかり始めるから、言葉が空虚に感じられ心が動かない」 という意味のことをいっていた。真理をついている。 ここへきて詩集がしみるとはどういう心の作用なんだろう。老境にはいったということか?と思っていたら句会へのお誘いが来た。いよいよ・・・。

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