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失態


 14日をなぜか13日と思い込んでいた。ずっと携帯を1階においたまま2階で仕事をしていて、じゃんじゃんなっているのに気づかず。人を待たせたり、〆切りをすっぽかしたりした。人としてこんなことがあっていいはずがない。真剣に「若年性痴呆症」をパソコンで検索する。 情けなくて、やるせなくて、やおら聖護院大根を削りつけ、山のような千枚漬けを作った。誰も食べやしないのに。

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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