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透視

バブル末期のように忙しい。なのにバブルのような恩恵はない。ただ労働が末端の人間に押しつけられているだけなのか。 大「もう忙しすぎて死んじゃいそうだよ。ひょっとしてママ、売れっ子ってことなのかなあ」。 娘「そのわりに全然お金が増えてないから、売れっ子ってことではないんじゃないの?」。 大「(むっとして)じゃなに」 娘「しめきりまでほったらかしにしているだけなんじゃないの」 大人の事情をそこまで知る必要はない。

2025、1月 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024、8月 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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