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new仕事場とノーデジタル問題


やっと仕事場の荷物が落ち着いてきた。 しょっぱなの客人が、朝日新聞デジタル編集部の3女性で、椅子が3脚しかなかったことにはたと気づく。 「あ、そこに私が」と申し出た一人に、ぐらぐらしそうな小さな木製の棚に命がけで座ってもらうことになってしまった。 まだネットを引いていない。もういいかなあ、ネットは・・・。原稿を送るときはテザリングがあるしな。 息子に言われた。 「おかんはここ1〜2年、リビングで本を読んでいるところを見たことがない。いつもスマホを見ている。1日1時間みてたら、24日間で1日つぶしたことになる。そんな毎日でいいのか」 ぐうの音も出ない。 書ではなく、スマホを置いて街に出たいが、今の自分には無理だ。そんな自分にうんざりもしている。 いつからこうなっちゃったんだろう。

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 発売

2024 『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社) 発売

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