新刊『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』発売!

台所は楽屋に似ている。
送り出したり、迎え入れたり。
いったんきれいになるけれど、
また次の舞台が始まれば、
誰かが散らかす。
ほっとして、取り繕う必要のない、
使い手の素が出る場所。
だから素敵でなくていい。
自分が心地良ければ、どんなかたちでも。
(「はじめに」より)
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(毎日新聞出版社)
撮影/大平一枝、本城直季
・・・
台所を入り口に
再び歩き出した人々の物語を追った。
もう一度訪ねたところもあれば
はからずも4年間定点観測することになった台所もある。
相手の芯を書きたいとき
何を書かないかが、何を書くかより重要になる。
そんなことを再認識した、
東京の台所シリーズ最新作。ぜひお読みください。