命日と角田さんと開高さん
- 2月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2月4日

開高健さんの命日に開かれる会で
角田光代さん講演の
聞き役を務めさせていただいた。
開高健を読みすぎると、
ついあの特徴ある文体を真似ている自分に気づき
校正時に、大慌てで直すという角田さんの
「開高ファンの書き手あるある」話に聞き入る。
角田さんとお仕事でお会いするのは、自著『それでも食べて生きてゆく 東京の台所』(毎日新聞出版)発売記念で
『サンデー毎日』誌上で対談させていただいた一昨年以来。
その折、角田さんは編集部にお菓子の差し入れを持参。そして
拙著の「東京の台所』シリーズ3冊も深く読み込んでおられ、心から感激した。対談は、新刊の1冊だけお読みいただければいいにもかかわらず。その時いただいた言葉は、今も支えになっている。
角田さんは、いつも言外に滲むたくさんのものを感じる。
あたたかて冷静。伸びやかで繊細。鋭い視点、ゆたかな共感の情。
開高さんが生きてらしたら、きっと似た資質を感じられたのではないかと勝手に想像。
勝手ついでに、現在、開高さんが亡くなられた年齢でいらっしゃる角田さんの長生きを祈っている。
YouTubeで1年間配信とのこと。


光栄な聞き役のお話をいただいたとき、
開高さんに御礼を言わねばと茅ヶ崎市開高健記念館を訪ねた。晩年過ごした邸宅。
建物はもちろん、庭やテラスも入れる。
なんというか、展示物や空間が生きていて、あたたかい。
ファンでなくとも、海に近くて落ち着くスポットなのでお勧め。
駆け出しの頃、ヒーヒー言いながら編集のお手伝いをした『開高健がいた。』(平凡社)で、訪れて以来23年ぶり。続けてたらこんなちょっと報われる日も来るよと、あの頃の私に教えてやりたいもの。

帰りは逗子に足を伸ばし
絶品定食屋
まるわ食堂で、フッカフカのアジフライと刺身三点盛り定食を。
