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蛙の子は蛙

  • 2012年7月28日
  • 読了時間: 1分

勉強の出来ない子は、夏休み中も学校に宿題を見せに行かなくてはいけないと娘が言う。めでたくそのリストに選ばれたので、車で学校に送った。まもなく、しょんぼりした顔で車に戻ってきて「10時と13時を間違えた」。 あと3時間もこのくそ暑いところでどーすんの〜〜!暑かろうと仏心出して車なんかで送らなきゃよかったよっとブチ切れ、延々小言炸裂。 なんとか時間をつぶし、買い物をして2時に帰ると、留守番の息子が「かあちゃん、飲み会1時からの約束。安部ちゃんから俺んとこ電話きてるよ」。「あれ?16時じゃなかった?」「1時だって安部ちゃん、言ってるよ。携帯忘れるわ、時間忘れるわ、ボケ始まってんな」。 ひーっと慌てて支度する私の横を、娘が右頬だけ半笑いのわっるい顔でほくそえみながらすりぬけた。

 
 

2025 『台所が教えてくれたこと ようやくわかった料理のいろは』(平凡社)

2025 『ふたたび歩き出すとき 東京の台所』(毎日新聞出版) 

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